ウエスタンダーリングダウンズ地区のダルビーにほど近い、100ヘクタールの農場をシェアファーミングするケイシーさん。
この地域の肥沃な黒い堆積土はアルカリ性の重粘土です。この種の土壌は、水分保持力が非常に高いことから、オーストラリア国内でも最高品質の穀物を作ることができます。
シェアファーマーのケイシーさんは、農場には住まずに自宅から通勤。シェアファーマーは、作物の売り上げの一部を農場所有者に支払います。農地の所有者でなくても農業を始められるので、特に若者に適した農業形態です。加齢とともに仕事量を軽減したくなった農場所有者側にとっても、メリットがあります。
ケイシーさんは、キアラ向けに小麦やとうもろこし、ソルガム(たかきび)を栽培。とうもろこしは夏に作付けをし、秋に収穫します。その他の作物の作付けは、その時期の降雨量にもよりますが、だいたい5月頃。収穫は、10月末頃に行われます。
ケーシーがキアラピュアフーズ向けに栽培する他の作物は、そば、緑豆、スペルトなど。